2011/08/02

IT技術者がとるべきではない7つの行動

今日は、IT技術者がとるべきではない7つの行動を紹介。えっ?こんなの仕事と関係あるの?という内容だが、一事が万事、ちょっとした行動に人間の本質が現れることも否定できないものだ。詳細は下記。

・人に譲らない
よくあるのは、電車の出口をホームで塞ぐように立っているケース。どいてくれないと誰も降りることができない。でもよけようともしないばかりか、降りる前に乗り込もうとしてくる場合すらある。端的に言うと、自分のことだけで周りが見えていないのだ。
ITの世界は、自分一人で完結するということはまずない。自分の担当分の箇所と他の箇所をスムーズに連携させて動かす必要があるのだ。それぞれの箇所の特性に応じて最適な方法をすり合わせる必要があり、時には、自分のところで苦労を背負い込まざるを得なくなることもある。だが、システム全体の品質がよくなるのであればそうすべきであり、それもひとつの技術である。
人に譲ることができない、周りが見えていないタイプのIT技術者は、全体最適を見通すことができず、プロジェクト関わるすべての人を不幸に巻き込みかねない。

・声がデカい
無意味に声がデカく、話すと話の内容よりもうるさいという印象しか残らないタイプ。このようなタイプは心理的に自己顕示欲が強く、目立ちたいという思いが無意識的に声の大きさに反映されていると考えてよい。
IT技術者の仕事は何か。いろいろな側面はあるが本質的には「縁の下の力持ち」だ。技術者なら技術でものを言うべきで、バグがないプログラムを書いたりクールなUIを実現したり万が一の障害に備えた回復機能を考えておいたり等、やることは尽きることがないはずだ。自分を目立たせることより、システムの下支えをすることに使命感を覚えるものだ。
目立ちたいばかりに俺が俺がと立ち回っていると、本当に求められている技術はどんどんおろそかになり、気付いたことには技術者ではなくなっているかもしれない。

・携帯を見ながら歩く
この行為の背景は「人に譲らない」と同じで、自分中心で周りを見ないというところから来ているが、加えて、さらに重要な側面がある。それは、まったくリスク管理ができていないことだ。
携帯を見ながら歩けば注意力散漫な状態になり、さまざまな危険が身に降りかかってくることは言うまでもないだろう。実際、携帯を見ながら階段を降りていたばかりに転倒し大変なことになった瞬間を目撃したこともある。IT技術者には常に、最悪の事態を引き起こさないためのリスク管理能力を求められている。携帯を見ながら歩くがごとくの散漫さで組まれたシステムなど、誰が安心して使用できるだろうか。
普段から刀を研ぎ澄ましておかないと、いざというとき斬ることなどできない。日常の何気ない行為で自分の能力を錆び付かせるべきではない。

・テレビを見ない
PCとネット環境により、今や、ニュースに及ばずさまざまなコンテンツをネットで手に入れることができる時代となった。ドラマやスポーツなども、テレビではなくネットで視聴する機会も大幅に増え、中にはテレビを見ないと公言する者まで出てきた。
だが、それはあまりに視野が狭くはないだろうか。体験の選択肢を意図的に排除することのメリットがどこにあるのだろう。利用できるものはすべて利用してやるという姿勢が、実はIT技術者には不可欠なのだ。そうでなければこの変化が速く流行り廃りが激しい業界では生きていけない。
あんなのくだらない、役に立たない、嫌いなどと言って自分で自分の可能性にフィルターをかけたまま過ごしていたら、主流の技術が変わったときに全くついていけない終わった技術者になってしまうだろう。

・飲み会に出席しない
いやな上司も出席する飲み会なんて面白くもなんともない。そんなことは当たり前で、それを承知で出席するのが飲み会というものなのだ。だが、最近は、何回機会があっても絶対に出席しない人もいるようだ。それはあまりにももったいない選択ではないだろうか。
IT技術者には、他の職種よりははるかに、飲み会のような場で上司の理解を得ておく必要があるのだ。何故か。それは、上司は往々にして技術を理解できないからだ。IT技術の変化が速いことは前述したが、技術が新しくなればなるほど、上司が理解できるなどと思わないほうがよい。だから、上司とは、技術的な面以外の面で数多く接して人間的な理解を得ておく必要がある。飲み会など絶好の機会ではないか。
そのようなコミュニケーションの取り方もIT技術者が持っておくべきスキルと言える。そんなことは知らねえ上司の理解など要らねえという主義でも良いが、技術者として飛躍できる機会が減るであろうことは覚悟の上でお願いしたい。

・結婚したがらない
結婚適齢期の男子における婚姻率は減少の一途をたどっており、その主要な要因は結婚に対し肯定的な見方をすることができない点にあると言われている。
だが実は、結婚には大きなメリットがあるのだ。それは、ITの世界で必須スキルとして注目されているロールプレイングを身を持って経験できることだ。ロールとは役割という意味で、ロールプレイングはゲームの分野として有名になってしまったが元々「いろいろな役割になりきる、その立場で考える」ことを指している。結婚するとまず夫妻の役割、子供が生まれれば父母、パパ友ママ友、保護者会、子供会町内会などなど、必然的にさまざまな役割が与えられ、それが日常なため当たり前にこなしていかないといけない。その経験を通じて、自然とロールプレイングのスキルが向上していく。
IT技術者は特に技術的な観点で考えすぎる傾向があり、もっと色々な立場で考えることが出来るか否かが、技術者として一皮剥ける分かれ目となる。売る人が売りやすい、顧客・ユーザーが喜ぶようないいモノが作れるかどうかはこのスキルにかかっている。結婚を避け続けることはさまざまな役割を放棄していることに他ならず、技術者としてのスキルアップをも放棄していることを頭の片隅に留めておこう。

・常に論理的に考えようとする
ITの世界は0か1かがすべての世界だ。データやプログラムに曖昧な部分など許容されない、極めてストイックな世界である。だからだろうか、IT技術者には論理性を最大限に重要視する傾向が強い。
だがそれは良い傾向とは言えない。システム自体は0か1かの世界のものかもしれないが、それを使うのも作るのも人間であり、悲しいことに人間は論理的な存在ではないからだ。顧客からの要望も、上司の指示も、関係者からの依頼も実に理不尽なことだらけだ。それらを論理的でないと切って捨てることはできても、それではIT技術者として狭量すぎはしないだろうか。
たまには論理的という枠を取り払って、人間的に、どうやったらみんなに喜んでもらえるか本気で考える。そういう懐の広さこそが、今までのIT技術者に欠けており、これから最も求められていく要素であると言っても過言ではない。

などと、よくある記事の形式を真似して書いてみましたが内容は実は愚痴です。
最近いらいらしたり変だなーと思うことを一般論であるかのように偽装して書きました。
話の流れを作るためにいろいろテキトーなことを並べてますが、正確性は保証しません(笑)。

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