ソフトバンク松本氏がインタビューでAXGPに言及している(ASCII.jp:「TD-LTEがメイン」と語る、ソフトバンク松本徹三氏インタビュー http://ascii.jp/elem/000/000/654/654528/)。以下引用。
『AXGPは買収したウィルコムが開発していた技術で、WiMAXベースだったものをTD-LTEベースに変えた。ウィルコムが長い時間をかけて開発していたスマートなセル実装技術が加わっているが、これは標準とは関係ない部分だ。』
記事タイトルや「TD-LTEベースに変えた」との文言から、なーんだやっぱりTD-LTEでやるつもりなんじゃーんという印象を与えるが、注目ポイントはそこではない。当然ここに注目すべきだろう。
・スマートなセル実装技術が加わっている
・これは標準とは関係ない
まず「スマートなセル実装技術」とは何か。
何かって、そりゃもう、以前書いた(http://icktty.blogspot.com/2011/11/axgpwireless-city-planning.html)通り「自律分散機能、マイクロセル方式、アダプティブアレイアンテナ技術」に決まっている。いや決まってないけど。でも前述のエントリーを踏まえた上で今回のような発言を聞くと、もはやそうとしか思えない。公式な発言なんだし。
そして「それは標準とは関係ない」そうだ。
ふむ。
でも、自律分散機能って、前に仕様書読んで理解したつもりの限り(http://icktty.blogspot.com/2011/11/axgp.html)だと、基地局側と端末側で協調して働くんじゃないのかな。
協調するためのデータを基地局−端末間でやりとりするんだったら、通信内容にそれが入ってきちゃうから、そうなると「標準とは関係ない」とは言えないような気がする。
TD-LTEでそういうやりとりが標準化されているのかな。それか標準の何かがうまいこと利用可能とか?
素人考えだとこのへんで限界だ。ううん。
マイクロセル方式は電波を飛ばす距離の話、アダプティブアレイアンテナ技術は電波を飛ばす方向を制御する話で、これらは基地局の電波の飛ばしかただけの話なんで、標準と関係ないんだろうなーってのは分かる。
自律分散機能が実現されてればより有効と思われるが。
こんな感じで、確信を得るには至らないものの、「TD-LTEそのものではなく、PHS/XGP由来の自律分散機能などを受け継いでいる」という説の確度は、確実に上がってきているように思う。
是非とも期待を(勝手な期待だが)裏切らないで欲しい。
おねがいします。
あー、もっと情報欲しいなあ。
モニターさんの報告とかメディアのレポートとかマダー?
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