えー。
2.5GHzの追加割り当てが、正式に、UQのWiMAX2+に割り当てられることに決まった。
参照:総務省|広帯域移動無線アクセスシステムの高度化のための特定基地局の開設計画の認定
(http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02kiban14_03000318.html)
AXGP応援団員を自認する自分としては、率直に、
と て も 残 念 で す
orz
正式決定前に一部報道が出たり、その直後に急遽臨時で審議会開催が決まったり、孫社長が総務省に怒鳴り込んだりとゴタゴタしてたけど、そのへんはとりあえずスルーで、割り当てが決まって今後AXGPとWiMAX2+がどうなっていくかを見てくよ!
今後のことは前回までにもいろいろやってたけど、上に書いた総務省発表資料の中にとても分かりやすい情報が。
なので、これを参考に、前回書いた勝手ロードマップをいろいろ手直しして、っと。
えっと、速度は下り:上り=3:1(現状のAXGPの上下比率)で想定したけど実際どういう比率にするかで変わってくるし、その他ぜんぶ個人の解釈なので、正確かどうか定かでないことはご承知置きで。
■WiMAX2+
2013年10月:追加の20MHzを使用し下り最大112.5MHzのサービスを開始。この時点の人口カバー率は不明。たぶんごく限られた地域のみの試験サービス的なものなのでは。
2014年3月:上記を高度化し下り最大225Mbpsのサービスを開始。人口カバー率21.5%。
この間、既存のWiMAXはそのままの形で手付かずで残る模様。
そのため従来WiMAX端末では従来通りのサービスを受け続けられるっぽい。
でも、従来WiMAX端末はWiMAX2+網には接続できなそうなんで、従来端末が恩恵を受けるということはなさそう。
WiMAX2+端末は、TD-LTE+WiMAXデュアルモード端末になるんだろうなー。
参考:icktty: WiMAX2.1に対する誤解
(http://icktty.blogspot.jp/2013/03/wimax21.html)
2015年9月:既存WiMAX30MHzのうち20MHzをWiMAX2+化、計40MHzで下り最大450Mbpsのサービスを開始。人口カバー率は90%程度と推定。
既存WiMAX10MHzは残す模様。既存WiMAX端末もその期間中使えるのかな?
2018年3月:最終的に全50MHzでWiMAX2+、下り最大1Gbpsを超えるものになりそう。
■AXGP
まず、前提として、すでに20MHzで下り最大110Mbpsのサービスを提供中。
現在の人口カバー率は推定50%ほど。
注:人口カバー率は新基準の500mメッシュ方式での推定値。上記および以降も新基準の値。ちなみに旧基準の役所カバー方式だと92%達成ずみのはず。基準が変わったのは、総務省が、前回新規割り当て時は旧基準で、今回割り当てでは新基準で報告しろ、って言ったから。ややこしいなあ。
ほんで、総務省資料にあった計画から、追加割り当て見込み分を単純に除外して考えるとこんな感じになった。けど、割り当てもらえなかったから、計画見直されるかもしれないけどとりあえず。
2014年4月:サービス中の20MHzを高度化して、下り最大225Mbpsのサービスを開始。人口カバー率は76.3%。
2015年10月:2014年まで利用制限があった10MHzを利用、計30MHzで下り最大675Mbpsのサービスを開始。人口カバー率は90%程度と推定。
■個人的感想
こうやって比べてみると、2015年までは、速度面でもエリア面でもAXGPが先行していくように見える。
なので、今回の追加割り当てでできた保有帯域の差ほどは、WiMAX2+が有利とはすぐにはならなそう。やっぱ既存WiMAXの扱いが難しい感じになってる。
でも、その先は、保有帯域の差でWiMAX2+が断然有利。2018年を見るとその差はもう決定的じゃね?
そう考えると、AXGPがいろんな意味でガーッとダッシュしないと生き残りは難しそう。大げさかな?
ともかく、今後は今まで以上に動向から目が離せないことになりそうで、どうなるにせよ楽しみではある。
以上でした。
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